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耳石が語る魚のエネルギー消費の履歴
2025年7月7日
ー新規指標を用いた魚類のエネルギー消費量復元手法の開発ー
東京科学大学 環境・社会理工学院 融合理工学系地球環境共創コースの西田梢准教授、安東梢博士後期課程学生(研究当時:東京大学 大学院理学系研究科 大学院生)、東京大学 大気海洋研究所の横山祐典教授らによる研究グループは、飼育されたアマノガワテンジクダイの耳石中の天然に存在する極微量の放射性炭素濃度を分析することで、魚類のエネルギー消費量を復元する新たな手法を開発しました。
◆天然に存在する放射性炭素を用いて、魚のエネルギー消費量を精度よく推定する新たな手法を開発しました。
◆本研究で開発された手法を用いることで、従来の魚類のエネルギー消費量の推定研究において課題とされてきた魚種や成長段階に依存する影響を除去し、幅広い魚種・成長段階におけるエネルギー消費量の比較が可能となります。
◆魚類のエネルギー消費量は水温など環境の影響を受けるため、個体の生存戦略に大きな影響を与えます。本研究で開発した手法を用いて、これまで未知であった様々な魚種のエネルギー消費量の情報を簡便に取得することで、温暖化など気候変動に対する魚の生理・代謝応答の予測への応用が期待されます。
本学サイト及び融合理工学系サイトの「News」に掲載されました。

